ツキを呼ぶ魔法の言葉

今年の初めにこの本のことを書こうと思っていましたがとうとう4月にはいってしまいました。この本の題名は「ツキを呼ぶ魔法の言葉」五日市 剛著です。去年から兄の薦めで「致知」という雑誌を読んでいますが、その中で紹介されていて、大変興味を覚え、去年の年末に手に入れて夢中でよみました。この本の著者が体験した言葉にまつわる不思議な話です。
 学生時代、イスラエルユダヤ人のおばあさんとの不思議な出会いがあるのですが、このおばあさんの言葉にまつわることが書かれています。おばあさんが言うには、ツキを呼び込む言葉が二つあるそうです。一つは「ありがとう」もう一つは「感謝します」だそうです。「なにか嫌な事や不幸なことがあったら、ありがとうと言うのだよ。嫌な事や不幸事は続けて起こるものだから、ありがとうということで、断ち切る効果があるのだよ。」「良い事があったら、感謝します。と言うのだよ。なにか願っていてあたかもそれが実現したかのように、何何にしていただき、感謝します。と言えば願いが叶うものなんだよ。」と書かれていました。余談ですが、「ありがとう」は漢字で書けば「有り難う」にも書けるそうです。つまり厄払いのつもりで言えば良いのかなと思います。
 言葉は「言霊」と昔から言われていますが、これを読むと、言葉には、やはり魂が宿っているかもしれないとふと思いました。五日市さんは何回も事故にあわれたそうですが、事故に会うたびに「ありがとう。」と心に念じたそうです。そのおかげで事故にまきこまれた相手とまだ親しい間柄は続いているそうです。五日市さんは、現在ある研究所の役職についているそうですが、なにをしても全く研究の成果がでない職員を(いつも私に挨拶するときは、今日はついています。とよびかけなさい。と誓わせて自分の部下に持ってきたところ、研究の成果がみるみるあがり、研究所のトップに躍り上がったそうです。
 この本を読んで、私も嫌な事があった時「ありがとう。」と言よう心がけていますが、実際その場面に直面すると、なかなか言えない自分がいます。もっと心に余裕をもたなくてはと反省しています。